会期：令和6年（2024年）11月2日(土)～令和7年（2025年）1月22日（水）
展示：午前9時30分～午後4時30分
会場：記念館企画展示室
開園時間：午前9時～午後5時
休園日：毎週火曜日、年末年始（12月29日～１月３日）
所在地：練馬区東大泉6-34-4

早春に可憐な花をつけるバイカオウレン。その開花はニュースで取り上げられるほど話題となりますが、その後ひっそりと実を結んでいる様子を知っている人は、どれくらいいるでしょうか。造形作家・岩谷雪子氏は、普段見過ごされがちな植物の細部に造形的な魅力を見出し、植物を採集し、乾燥し、植物たちの声を聴くかのように向きあって作品を制作します。それは、植物に触れながら、植物の性質を理解し、そこから感じたものを損なわないように形づくる緻密で繊細な作業です。岩谷氏は、作品をつくる動機を次のように語っています。 「私達の周りに実は存在しているたくさんの生命を感じるため」 本展の作品を制作するにあたっては、当園で植物を採集しています。作品となった植物たちと改めて園内で対話してもらうことも、本展の狙いです。 当園や高知県立牧野植物園などで採集した牧野富太郎博士ゆかりの植物をアートとして再構成した作品を通して、本展がこれまで見過ごしていた植物たちの魅力に気づくきっかけとなれば幸いです。

【企画展】「植物たちの声を聴く-岩谷雪子の世界-」

チラシ（表）

チラシ（裏）