アグリバイオ 2023年11月号 温室効果ガスを削減する土壌微生物研究
Soil microbiology to mitigate greenhouse gases
ジャンル・特集 | アグリバイオ |
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著者/編集 | 妹尾 啓史(東京大学大学院農学生命科学研究科/東京大学微生物科学イノベーション連携研究機構 教授) |
定価 | 本体2,300円+税 |
発売日 | 2023.10.20 |
判 頁 | B5判・82頁 |
■ トップランナー
学校法人城西大学 城西国際大学薬学部 光本 篤史
■ 特集
総論 農耕地からの温室効果ガス排出の削減戦略/妹尾 啓史
水田でメタンの生成と消去に関わる微生物/浅川 晋・渡邉 健史・新庄 莉奈・大江 史花
イネ種子への微生物接種により水田からのメタン排出を削減する/迫田 翠・西澤 智康
安定同位体比による土壌生態系N2Oの循環解析/豊田 栄
ダイズ根粒菌のN2O還元能を利用したN2O排出削減/板倉 学
土壌微生物と土壌動物を活用して農耕地からのN2O排出を削減し作物生産性を向上する/妹尾 啓史
■ 連載 施設園芸におけるCO2ゼロエミッション化対策
第4回 閉鎖型管理に向かう施設園芸の研究開発現状/岩崎 泰永
■ Industrial Reports
N2Oを削減する微生物資材 (Turning.)/永峰 賢
イネ科植物が分泌する「ムギネ酸」を改変した生分解性鉄キレート肥料“PDMA”の開発/鈴木 基史
■ 研究者の広場
完全アンモニア酸化細菌を活性化させた新規廃水処理技術の構築/渡利 高大
担持Ir触媒のN2O分解反応特性/日隈 聡士
ウイルス様粒子と共存する土壌微生物たち/永久保 利紀
瀬戸内少雨地域のため池が地域的な気象緩和と温室効果ガス放出に及ぼす影響/奥 勇一郎・伊藤 雅之・坂部 綾香
細菌性の揮発性物質を介した植物生育制御/川原田 泰之
青果物細胞組織内のガス移動解析と有効拡散係数の推算/阿部 伶香・田中 良奈・田中 史彦
Bio-CLFⓇ (濃縮バイオ液肥) による日持ち・食味の向上効果と有機JAS資材認証/矢部 光保
微生物を活用して無肥料・無農薬栽培したダイズの子実生産と虫害感受性/長菅 輝義
亜熱帯気候を活用した温暖化環境下での安定生産を目指した作物の遺伝育種研究/最相 大輔
月刊「アグリバイオ」編集委員会
編集委員長
篠崎 一雄 (国立研究開発法人 理化学研究所 環境資源科学研究センター 客員主管研究員)
阿部 啓子 (東京大学 名誉教授/東京農業大学 客員教授/神奈川県立産業技術総合研究所 研究顧問)
江面 浩 (筑波大学生命環境系 教授/理工情報生命学術院 学術院長)
古在 豊樹 (特定非営利活動法人植物工場研究会 会長/千葉大学 名誉教授)
佐藤 和広 (岡山大学資源植物科学研究所大麦・野生植物資源研究センターゲノム多様性グループ 教授)
生源寺 眞一(公益財団法人 日本農業研究所 研究員/福島大学 客員教授/東京大学 名誉教授)
林 良博 (独立行政法人国立科学博物館 顧問)
吉田 稔 (国立研究開発法人 理化学研究所 理事/東京大学 特別研究室 特別教授)
前編集委員長
別府 輝彦(日本学士院会員/東京大学 名誉教授)
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