アグリバイオ 2021年5月号 植物ペプチドの多様な生理機能と応用展開
Physiological functions and practical applications of plant peptides
ジャンル・特集 | アグリバイオ |
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著者/編集 | 松林 嘉克(名古屋大学大学院 理学研究科 生命理学専攻 細胞間シグナル研究グループ 教授) |
定価 | 本体2,091円+税 |
発売日 | 2021.04.22 |
判 頁 | B5判・104頁 |
ISBN | 01327-05 |
■ トップランナー
エア・ウォーター株式会社 望月 建治
■ 特集
総論 植物成長を制御するペプチド〜基礎研究の広がりと農業応用への可能性〜/松林 嘉克
乾燥耐性を向上させる植物ペプチド/高橋 史憲・篠崎 一雄
窒素取り込みを制御する長距離移行ペプチド群/大久保 祐里・松林 嘉克
植物の病害抵抗性を誘導する環状ペプチド/能年 義輝
塩ストレス耐性を強化するペプチド性遺伝子/近藤 隆之・中南 健太郎・花田 耕介
■ 連載 新たな食料・農業・農村基本計画について
第1回 食料自給率目標,食料の安定供給の確保/鈴木 健太
■ Industrial Reports
ペプチド農業を実現するための革新的生産方法/上田 真澄
イネ科植物が分泌する「ムギネ酸」を改変した生分解性鉄キレート肥料“PDMA”の開発/鈴木 基史
■ 研究者の広場
B-RAFキナーゼを介した植物浸透圧ストレス応答機構/篠澤 章久・竹澤 大輔・坂田 洋一
植物と共生菌の間でのシグナル伝達するペプチドの探索に向けて/伊東 梓帆・花田 耕介
植物の概日時計関連転写因子が制御する低温ストレス耐性獲得機構/城所 聡・篠崎 和子
発熱植物ザゼンソウの体温調節システム/伊藤 菊一
花成ホルモン・フロリゲンの分子機能/辻 寛之
水産増養殖におけるプロバイオティクスの可能性と物質代謝から見た作用機序の解明/田岡 洋介・Nguyen Thi Hue Linh
アラントイン-植物のストレス応答や耐性に関わる古くて新しい窒素代謝物/坂本 敦
食品を透明にすることで食感を視る/小川 剛伸
気孔開口に必要なカリウム取込みを調節する新たなシグナル伝達の解明/井上 晋一郎
概日リズムを生み出すショウジョウバエの神経基盤/関口 学・吉井 大志
個体生物の凍結・低温耐性を改善する不凍タンパク質の生体内効果/倉持 昌弘・三尾 和弘・津田 栄・佐々木 裕次
膵β細胞内の亜鉛動態の変化がもたらすシグナル伝達と時計タンパク質への影響- 成熟β細胞としてのidentity の喪失と生物時計 -/岡野 聡
月刊「アグリバイオ」編集委員会
編集委員長
別府 輝彦(日本学士院会員/東京大学 名誉教授)
阿部 啓子(東京大学 名誉教授/公益財団法人 神奈川科学技術アカデミー 未病改善食品評価法開発プロジェクトリーダー)
古在 豊樹(特定非営利活動法人 植物工場研究会 会長/千葉大学 名誉教授)
佐藤 和広(岡山大学 資源植物科学研究所 大麦・野生植物資源研究センター ゲノム多様性グループ 教授)
篠崎 一雄(国立研究開発法人 理化学研究所 環境資源科学研究センター 特別顧問)
中嶋 康博(東京大学大学院農学生命科学研究科 農業・資源経済学専攻 教授)
林 良博(独立行政法人 国立科学博物館 館長)
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