北隆館

テーバスランド

親殺し――。青年は本当に“親”を殺したのか? 世界17ヵ国で翻訳。待望の日本語初翻訳作品!
製品情報
ジャンル・特集 専門書(北隆館)
著者/編集 セルヒオ・ブランコ 作 / 仮屋 浩子 訳
定価 本体1,500円+税
発売日 2019.05.01
判 頁 B6判・並製・164頁
ISBN 978-4-8326-1031-6
概要

ある秋の日の午後、作家の“S”は“マルティン”という父親殺しの青年がいる刑務所へ面会に行く。この父親殺しをテーマにした舞台上演をするためである。何度か“S”と面会する内に“マルティン”は心を開き始める。上演ではフェデリコという少年が“マルティン”を演じるのだが、“マルティン”とフェデリコ、この2人に同時期に違う場所で会う“S”は、21歳の2人の青年の奇妙な共通点を見つけていく。ギリシャ神話のオイディプス王もこの作品を辿っていく上で、重大な要素である。親を越えたいという感情は普遍的であり、それをベースとして著者であるセルヒオ・ブランコは、「“S”と“マルティン”のバスケコート内の世界」、「“S”とフェデリコのリハーサル中の世界」を交差させている。この2つが唯一無二のTebas Landという作品の世界観を作っている。そしてまた、唯一無二であるはずのTebas Landは、実は読者の方がそれぞれ心の中に持っている普遍的な世界なのだ。この作品が日本におけるブランコ氏の初めての翻訳本である。彼が創りあげた現実と虚構が交錯する世界を味わっていただきたい(編集部より)。

■セルヒオ・ブランコ(劇作家・演出家)
南米ウルグアイ出身。現在フランスを拠点に活動するスペイン語圏演劇界でもっとも注目されている劇作家の一人。ヨーロッパ、南北アメリカ諸国で上演され数々の賞を受賞した。『テーバスランド』や『カサンドラ』、『ナルキッソスの怒り』等では演劇におけるオートフィクションを探求した。パフォーマティブなエクリチュールに基づいたセミナーや、演劇、劇作に関する講義を、世界中の舞台芸術関連機関や教育機関で行っている。
「カサ・デ・ラス・アメリカス賞」戯曲部門特別賞受賞(2010年)『バルバリエ』
「オフ・ウエスト・エンド・シアター・アワード」最優秀製作賞(2016年)『テーバスランド』

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