別冊 BIO Clinica 慢性炎症と疾患 第5巻第1号
「慢性炎症とがん」
Chronic inflammation and cancer
定価:本体2,870円+税
カラーグラビア 病理アトラス 悪性腫瘍:その組織学的特徴と微小環境(菰原 義弘)
総論:がんと慢性炎症の密接な関係(竹屋 元裕)
I.慢性炎症による発がん誘導 1. C型肝炎ウイルスによる肝がん発症機構(小原 道法・小原 恭子) 2. 胃がん発症におけるヘリコバクター・ピロリの役割(紙谷 尚子・畠山 昌則) 3. 慢性炎症を背景とした消化器がん発生(大島 正伸) 4. 炎症性大腸がん病巣部微小環境内でのプロスタグランジンE2-EP2経路による炎症慢性化制御機構(青木 友浩・成宮 周) 5. 細胞老化とSASPに伴う慢性炎症と発がん(大谷 直子) 6. IgG4関連疾患とリンパ腫の発症(竹内 真衣・佐藤 康晴・吉野 正)
II.がん微小環境とがんの増殖・浸潤・転移 7. がん微小環境とがん幹細胞ニッチ(高倉 伸幸) 8. がんの増殖・進展とTGF-β(渡邊 幸秀・加藤 光保) 9. がん幹細胞における酸化ストレス抵抗性機構(佐谷 秀行) 10. がん関連線維芽細胞の不均一性(祢里 真也・石井 源一郎) 11. がん間質における増殖因子活性化とがんの浸潤・転移(片岡 寛章) 12. 消化管がんの進展とがん間質(横崎 宏・狛 雄一朗・重岡 學・西尾 真理) 13. 膵がん間質の免疫微小環境(平岡 伸介) 14. がん転移におけるマクロファージの役割(北村 剛規) 15. リンパ節洞マクロファージとがん免疫(大西 紘二・菰原 義弘・竹屋 元裕)
III.がん微小環境を標的とした治療法 16. 免疫細胞を標的としたがん治療戦略(上羽 悟史・松下 博和・垣見 和宏・松島 綱治) 17. がん微小環境を制御する低分子化合物(川田 学・吉田 潤次郎) 18. マクロファージの活性化制御によるがん治療(藤原 章雄・菰原 義弘・大西 紘二・竹屋 元裕)
NEWS FROM INDUSTRY ■NEPA21はがんの悪性度・未熟性の解明に有用である(平川 一憲・早川 靖彦・新森 加納子) ■新規三次元培養用添加材LA717を用いた抗がん剤評価の試み(安部 菜月・西野 泰斗) ■難ターゲットタンパク質に対する抗体試薬の構築とその応用(内田 哲雄) ■バイオジェニックス複合乳酸菌生産物質「Sixteens(R)」のメタボローム解析(村田 公英) ■見える化はイノベーション―小胞体ストレス・酸化ストレス可視化マウス―(下野 明彦)
CLINICAL TOPICS ■骨微小環境におけるがん細胞の増殖機構と治療標的分子(二口 充) ■がんの増殖と転移におけるプロスタグランジンEの関与と創薬展開(稲田 全規・宮浦 千里) ■miRNAによる予後不良白血病の制御(扇屋 大輔・山本 春菜・幸谷 愛) ■腫瘍血管内皮細胞の多様性(樋田 京子・大賀 則孝・間石 奈湖・秋山 廣輔・樋田 泰浩)
BIOLOGY TOPICS ■がん細胞のテロメアと自然免疫因子(平島 匡太郎・清宮 啓之)
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