概要

総論 疼痛病態生理の包括的理解と疼痛制御の重要性（成田 年）
プラセボ鎮痛の脳科学（若泉 謙太・河手 森彦）
体性感覚神経の障害と疼痛（今井 哲司・小柳 円花）
ミクログリアによる疼痛制御（津田 誠）
運動による疼痛制御の脳メカニズム（仙波 恵美子）
Pain Oncology からみるがん患者のがん性疼痛管理の重要性（南雲 康行・田中 謙一・葛巻 直子・成田 年）

－Industry News－
マイクロポンプ搭載の次世代型機械式 PCA（多久和 良）
アセトアミノフェンによるNSAIDs 起因性小腸傷害抑制メカニズムの検討（関 桂子・木村 龍人・小林 政義・會田 悠人・湯山 可奈子・増田 遼馬・佐藤 惇志）

－ 最先端医療の今－
認知行動療法による痛みの制御（富永 敏行）
歯科治療の不快感を最小化する（渡邊 毅・細川 育子・工藤 景子・新嶋 祐一朗）
痛み行動の性差発現における分界条床核外側部 CRH ニューロンの役割（萩原 裕子）
内臓痛特有の痛みをもたらす脊髄後角神経回路の探索（西田 和彦・松村 伸治・小林 拓也）
オピオイド誘発性便秘症に対する鍼灸治療の有用性（神田 かなえ・村上 あきつ・平尾 智広）
慢性筋骨格系疼痛の神経メカニズムと臨床応用（佐藤 洋介）
慢性疼痛患者のリハビリ効果を向上させる認知行動療法に基づくプログラム（本谷 亮・笠原 諭・丹羽 真一）
メンタルヘルス課題を持つ親の育児と精神保健福祉士の支援モデルに関する研究
－支援者が抱える困難性を中心に－（松浦 智和）

編集委員会
編集委員長　岡野栄之（慶應義塾大学医学部生理学）
編集委員　伊藤 裕（慶應義塾大学予防医療センター）
門脇　孝（東京大学大学院特任教授）
代田浩之（順天堂大学循環器内科学）
武谷雄二（東京大学名誉教授）
中内啓光（東京大学医科学研究所）
服部信孝（順天堂大学医学部脳神経内科）
渡辺守（順天堂大学特任教授）

初代編集委員長 織田敏次（東京大学名誉教授）
前編集委員長 本庶　佑（京都大学特別教授）