北隆館

恐竜学名大辞典

・一人の主婦が始めた恐竜学名研究がさらなる高みへ
・恐竜学名語源辞典の決定版ついに刊行
・恐竜類(そのほかに翼竜類、魚竜類などの一部を含む)のタイプ種の学名(疑問名も含む)約1,500種を網羅
・シノニムの変遷および各属の所属種を網羅的に記述
製品情報
ジャンル・特集 図鑑・辞典
著者/編集 著者:松田 眞由美
監修:小林 快次 (北海道大学総合博物館教授)
   藤原 慎一 (名古屋大学博物館講師)
 
定価 11,000円(本体価格10,000円+税)
発売日 2023.05.24
判 頁 B5判・並製・496頁
ISBN 9784832610163
概要

【本書の概要(監修者による「まえがき」より)】
すべての学名には語源があり、命名者の想いが込められている。学名には、動物の特徴が意味として込められていることもあれば、化石の発掘や研究に貢献した方への謝意が込められていることもある。これらの意味を知ることができれば、恐竜の化石を眺めるときの楽しみはぐっと増すことだろう。・・・
本書の前著『語源が分かる恐竜学名辞典』(2017年)では、恐竜やその他の絶滅動物1069種の属名およびその模式種の学名の語源が網羅的にまとめられた。その4年後に執筆された、『The Dictionary of the Etymology of Dinosaur Names』(2021年)には、日本産の恐竜として大きな発見となったKamuysaurus(カムイサウルス)をはじめ、4年間で新たに生まれた学名に加えて、模式種以外の種のリストや、個々の種に対して、恐竜の学名の命名史ともいえるシノニムの変遷がつぶさに記された非常に貴重な学名研究書となった。ただし、この本は海外向けに全編英語で記述されており、われわれ研究者にとっては有用な資料であったものの、一般の読者向けとしては手に取りにくい書籍だったように思う。
本書は、単なる語源・語義の辞典ではなく、学名の命名の歴史まで紐解かれた日本語の資料として、おそらく初のものであり、研究者にとっても有用な参考資料となるだろう。本書を手にとった方は、学名と標本を見比べながら、その名前に込められた意味や歴史を感じとってもらいたい。・・・

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