観光と考古学 Archaeology and Heritage Tourism
ジャンル・特集 | 専門書(ニューサイエンス社) |
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著者/編集 | 観光考古学会 |
定価 | 1,100円(本体1,000円+税) |
発売日 | 2020.08.25 |
判 頁 | A4版・並製・64頁 |
ISBN | 978-4-8216-0701-3 |
観光考古学とは、「遺跡を観光資源として捉え、活用の方策について考古学を軸に関連分野とともに総合的に考えていくことを目的」とします。本書は、観光と考古学の融合を図り、遺跡や文化財の保存・活用の可能性を提言します。
2019年4月1日から「文化財保護法」が一部改正され、文化財の保護・保存から積極的に活用を重視し、長期にわたる観光活用を政策として志向しています。観光考古学会はこのような転換期に際し、観光と考古学の融合を図り、地域における文化財の調査・研究と保存・活用を学び、共に協力し交流を重ね地域振興を目的として2019年5月10日に設立された学会活動です。
〈本書の内容〉
【巻頭言:創刊に寄せて】
観光考古学会の発足にあたって(坂詰秀一)/文化財の活用と観光立国(馳浩)/武蔵国分寺の保存と資源活用(井澤邦夫)/文化財保護行政の動向~特に観光との関係に着目して~(中岡司)/文化遺産と観光(河田敦弥)/文化財の「マネジメント」ができる人材は?(柳澤伊佐男) /文化財保護の発信・マスコミからの提言(多司政司)
【特集:シンポジウム「葛飾柴又の文化遺産と観光~文化遺産・観光振興・シビックプライドの関係性~」)
趣旨説明(橋本眞紀夫)
開会挨拶(望月日靖・那波市郎)
【基調講演】
葛飾柴又の観光と観光考古学(坂詰秀一)/文化遺産としての葛飾柴又の魅力(伊藤毅)/葛飾柴又の伝統を守り後世に伝える(天宮久嘉)/葛飾柴又の歴史的・文化的資源と観光振興(谷口榮)/葛飾柴又の観光的魅力(曽根豊太)
ディスカッション
シンポジウムに参加して
観光考古学への期待(福井恒明)/観光考古学第1回シンポジウムに参加して(五十嵐聡恵)
【寄稿】
ARCHAEOLOGICAL JAPAN : FAVORITE PLACES AND THINGS 日本考古観光のすすめ(Richard L. Wilson:和文要約・水山昭宏)/大学博物館からみた文化財資料の保存と活用(土生田純之)/文化財の保存と活用における事例紹介(中村萌)
【文献紹介】
『観光考古学』:考古調査ハンドブック7(田尾誠敏)
【ケーススタディ:地域短信】
もずふるフォーラム㏌大蔵屋「埴輪づくり体験で地域活性」の報告(山中鹿次)
編集後記(河合英夫)