考古調査ハンドブック⑧ キリシタン考古学 -キリシタン遺跡を掘る-
キリシタン文化を考古学的に検証する意欲作!
概要
製品情報
ジャンル・特集 | 考古調査ハンドブック |
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著者/編集 | 今野 春樹(上智大学キリシタン文化研究会会員) |
定価 | 3,080円(本体2800円+税) |
発売日 | 2014.05.27 |
判 頁 | A5判・並製・181頁 |
ISBN | 978-4-8216-0520-0 |
これまでキリシタンの遺跡・遺物についての考古学的手法を用いた調査研究例は非常に数少ないものでした。その稀少な事例として、京都を舞台とした濱田耕作氏によるキリシタン墓碑の研究、森浩一氏による南蛮寺跡の発掘調査がありましたが、以降、長い停滞期に入っていました。キリシタン考古学の研究を進めるうえで、事例不足は大きな問題になっていました。しかし、2000年前後より長崎・サント・ドミンゴ教会跡と原城跡、大阪・高槻城キリシタン墓地、大分・府内大友館跡、東京都千代田区・東京駅八重洲北口遺跡キリシタン墓地などにおいて、キリシタン墓や関連遺物の出土が相次いでいます。現在、キリシタン文化の考古学的検証を進める条件が整いつつあり、本書は、キリシタン文化の考古学的研究の軌跡を概観し、諸々のキリシタン遺物の検証を試み、日本におけるキリスト教文化の実態を明らかにしています。