環境Eco選書⑭ 日本のハンミョウ
ジャンル・特集 | 環境Eco選書 |
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著者/編集 | 堀 道雄(京都大学名誉教授)編著 |
定価 | 3,630円(本体3,300円+税) |
発売日 | 2019.11.25 |
判 頁 | A5判・並製・326頁 |
ISBN | 978-4-8326-0764-4 |
ハンミョウは、1センチ内外の小型の甲虫です。大きく鋭いアゴをもち、その表皮は、鮮やかな金属光沢に包まれ、特徴的な斑紋のある種がいるために、英語では「タイガービートル」、中国語では「虎甲」と呼ばれています。日本には、25種のハンミョウが生息。本書では、日本産ハンミョウ類全体の分類・生態・系統進化・系統地理を網羅した他、さまざまな生態についての研究,各地での保全の取り組みなど,実際にそれを担っている方々の最新の報告が盛り込まれています。日本産ハンミョウ類全体の分類・生態・系統進化・系統地理を網羅した初めての本格的な専門書です!
目次
Ⅰ.ハンミョウ類の系統進化と分布
1 ハンミョウの系統分類と日本のハンミョウ相(堀道雄)/2 日本のハンミョウ類の来た道(辻かおる・曽田貞滋・堀道雄)
Ⅱ.ハンミョウ類の生態
1 ナミハンミョウの生態(堀道雄)/2 シロヘリハンミョウ類の生態(佐藤綾・堀道雄)/3 シロスジメダカハンミョウの生態(山本捺由他)/4 ヤエヤマクビナガハンミョウの生態(榎戸良裕)/5 トウキョウヒメハンミョウの生態(松本行史)/6 ハンミョウ類の生息場所と種間関係(堀道雄・佐藤綾)
Ⅲ.ハンミョウ類の保全
1 能登半島のイカリモンハンミョウ(上田哲行・百瀬年彦・長野峻介・水田陽斗)/2 三重県のカワラハンミョウ(亀山剛・加藤義隆)/3 徳島県のルイスハンミョウ(渡辺雅子・上月康則)/4 小笠原諸島兄島の絶滅危惧種オガサワラハンミョウ(苅部治紀・橋村正雄・森 英章)
〈コラム〉①日本産ハンミョウの学名と読み(荒木崇)/②ナミハンミョウ類の内袋(福田侑記・小川遼・堀道雄)/③東京のナミハンミョウとトウキョウヒメハンミョウ(松本行史)/④能登はんみょう海岸の砂の特性(百瀬年彦)/⑤手取川の砂で涵養された砂浜の広がり(百瀬年彦)/⑥伊豆大島のカワラハンミョウ(松本行史)