月刊「細胞」2024年9月号 人工胚モデル研究の最前線
Frontiers in artificial embryo models
ジャンル・特集 | 細胞 |
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著者/編集 | 大日向 康秀(千葉大学大学院医学研究院先端研究部門細胞分子医学) |
定価 | 2,400円+税 |
発売日 | 2024.08.20 |
判 頁 | A4判・88頁 |
9月号 目次 Contents
特 集 人工胚モデル研究の最前線
Frontiers in artificial embryo models
・総論 多能性を超える:幹細胞による全能性再構成(大日向 康秀)
・マウス原始内胚葉幹細胞の樹立(大日向 康秀)
・ナイーブ型ヒト多能性幹細胞を用いた胚発生メカニズムの解明(大久保 巧・髙島 康弘)
・ヒト着床モデル研究の最前線(大池 輝・岡江 寛明 他)
・マウス及びヒトブラストイド形成とその応用(香川 晴信)
・ヒト胚盤胞モデル作成と展望(柳田 絢加)
・最近のin vitroヒト胚モデル(Keun-Tae Kim・Cantas Alev 他)
技術講座
・線虫Cエレガンスを用いた健康寿命・安全性評価システムの開発(首藤 剛)
Industrial Info.
・前核期における人為的透明帯除去という新たな考え方(湯本 啓太郎)
Topics from special edition
・疾患特異的乳歯幹細胞モデルによる胆管症の病因解明(園田 聡一朗・山座 孝義 他)
・多能性幹細胞を活用したサリドマイドの初期曝露による後発影響の因果探索解析(曽根 秀子・日下部 竜聖 他)
・母体加齢に伴う卵子老化現象の解明と抑制を目指す:微小管重合促進剤のホルミシス作用(渡邉 誠二)
・多能性状態の遷移と生殖系列遺伝子のエピジェネティック制御(遠藤 充浩・丹羽 仁史)
・胎盤形成における短鎖脂肪酸の役割 ~栄養膜細胞の分化・融合に対する短鎖脂肪酸の効果~(吉江 幹浩)
・原始卵胞内の卵母細胞の静止期維持と転写因子FOXO3(山下 陸・永松 剛)
・精子を介した世代継承エピジェネティック情報(大隅 典子)
・霊長類前頭前皮質の神経回路を特徴づける分子基盤(中村 賢祐・佐々木 哲也 他)
・ゲノム解析研究参加の小学校高学年を対象とするインフォームド・アセント補助資材「モノクロゲノム®~地球編~」:開発と評価に関する研究(小林 朋子)
・X染色体上ヒストン脱メチル化酵素UTXによる性スペクトラム制御(岩森 巨樹・古島 波音)
・マウス精子幹細胞の維持機構(北舘 祐)
・胎盤と胎児の成長発育における歯周病由来の細胞外小胞の影響(岡村 裕彦)
・胎生期糖質制限による生後の肥満・糖代謝改善(平井 静)
・ヒドロキシクロロキンを用いた抗SSA抗体陽性の母親の児における先天性房室ブロックの再発予防:医師主導多施設共同臨床試験(J-PATCH)(横川 直人)
<編集委員>
・岡野 栄之 (委員⻑)(慶應義塾⼤学 教授)
・望⽉ 眞⼸ (慶應義塾⼤学 名誉教授)
・⻄村 栄美 (東京⼤学 教授)
・三浦 正幸 (東京⼤学 教授)
・阿形 清和 (基礎生物学研究所 所長)(順不同)
<初代委員長>
・織田 敏次 (東京大学名誉教授)
<前編集委員長>
・本庶 佑 (京都大学特別教授)