月刊「細胞」2023年9月号 神経の再生 ―臨床に届く基礎研究
Neuronal regeneration – from bench to the clinic
ジャンル・特集 | 細胞 |
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著者/編集 | 髙橋 淳(京都大学iPS細胞研究所) |
定価 | 2,182円+税 |
発売日 | 2023.08.25 |
判 頁 | A4判・112頁 |
ISBN | 04127-09 |
9月号 目次 Contents
特 集 神経の再生 ―臨床に届く基礎研究
Neuronal regeneration – from bench to the clinic
・総論 脳の再生能力を引き出す(高橋 淳)
・髄鞘修復における臓器間ネットワークの役割(米津 好乃・村松 里衣子 他)
・神経再生促進因子LOTUSによる神経再生医療戦略(竹居 光太郎)
・外傷性脳損傷の再生治療の現状と軸索再生メカニズム(加瀬 義高)
・ニューロンの移動と再生を促進する足場(中島 徳彦・澤本 和延 他)
・ダイレクトリプログラミングによる失われた神経系機能の改善法(中島 孝輔・中島 欽一 他)
技術講座
・糖鎖プロファイリング技術(舘野 浩章)
Topics from special edition
・ヒトの記憶・学習を支える分子基盤から脳の行動表現型としての心までを架橋する「神経可塑性」をターゲットとした経頭蓋磁気刺激療法 -うつ病の神経可塑性仮説の観点から(野田 賀大)
・アミロイドベータペプチドの凝集初期過程の分子シミュレーション(伊藤 暁・奥村 久士 他)
・肺癌におけるリプログラミング現象(矢澤(佐藤)華子・矢澤 卓也 他)
・CRMP2リン酸化抑制による神経再生(大島 登志男)
・大脳皮質神経発生と脳溝の形成(澤田 和彦)
・ダイレクト リプログラミングによって体細胞を神経堤細胞に変換する(本橋 力)
・オリゴデンドロサイトによる神経可塑性の制御(長内 康幸)
・脊髄再生のメカニズム(中野 法彦・井出 千束 他)
・Muse細胞を用いた脊髄再生治療の試み(熊谷 玄太郎・石橋 恭之)
・脳損傷モデル動物の運動評価および運動処方 〜運動機能障害からの回復に向けた基礎研究〜(吉川 輝・大滝 博和)
・胎生期と成体期に新生される嗅球介在ニューロンのサブタイプの運命マッピング(坪井 昭夫)
・神経幹細胞の増殖・分化過程の制御異常と自閉スペクトラム症の関連(龍海 暢輝・川口 大地)
・ヒト新生児脳傷害後の再生実現化を目指して(神農 英雄)
・精神疾患の新規薬物治療標的としての細胞核転写後調節機構(山本 直樹・西川 徹 他)
・脳梗塞病後の組織修復・神経再生における傷害/虚血誘導性幹細胞の役割(中込 隆之)
・神経損傷でのエネルギー代謝と軸索変性(大西 諭一郎・山本 正道 他)
・神経幹細胞の形態制御と脳発生(下向 敦範・川口 綾乃 他 )
・ナノ粒子曝露によるDNAメチル化異常と脳機能障害(立花 研)
・筋萎縮性側索硬化症におけるmRNA神経軸索輸送を介した局所翻訳機構の役割(長野 清一)
・反復性軽度外傷性脳損傷後にみられるインフラマソーム関連機構を介した神経障害の新機序(朱 鵬翔)
<編集委員>
・岡野 栄之 (委員⻑)(慶應義塾⼤学医学部⽣理学教授)
・望⽉ 眞⼸ (慶應義塾⼤学 名誉教授)
・⻄村 栄美 (東京医科⻭科⼤学難治疾患研究所教授)
・三浦 正幸 (東京⼤学⼤学院薬学系研究科遺伝学教授)
・阿形 清和 (基礎生物学研究所 所長)
(順不同)