世界遺産 小笠原を発掘する ~考古学からみた小笠原諸島の歴史~
太平洋の先史遺跡が語る「もう一つの日本史」との遭遇!
概要
製品情報
ジャンル・特集 | 専門書(ニューサイエンス社) |
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著者/編集 | 小田 静夫(東京大学総合研究博物館研究事業協力者) |
定価 | 8,800円(本体8,000円+税) |
発売日 | 2019.05.20 |
判 頁 | A5判・上製・208頁 |
ISBN | 978-4-8216-0613-9 |
当初「無人島」と想定された小笠原には、様々な考古学的遺物が発見されています。近年、北硫黄島では、大規模な先史遺跡(石野遺跡)が確認され、土器・石器・貝製品・石組遺構・線刻画が発掘されました。「絶海の孤島」小笠原には、2000前に遡及する先住民の跡が確認されました。本書は、日本列島の中でも特異な場所に位置する小笠原の歴史を、考古学的な遺物・遺跡の調査結果から記述しました。著者は、東京都教育庁文化課に在職し、小笠原諸島を初めとする島嶼遺跡の数々の調査に参加。「東洋のガラパゴス」と称される世界遺産・小笠原の貴重な考古学調査報告が盛り込まれた本書は、日本の島嶼の特異な歴史的な「一側面」をクローズアップしています。
目次
第1章・小笠原諸島の自然環境
第2章・小笠原諸島の発見と定住
第3章・小笠原回収と近代化
第4章・小笠原の考古学調査史
第5章・小笠原諸島の遺跡
第6章・伊豆諸島の考古学調査
第7章・マリアナ諸島の考古学調査
第8章・小笠原の考古学資料群