考古調査ハンドブック12『弥生土器』
編集:佐藤由紀男(岩手大学教育学部)
A5判 477頁+カラー口絵8頁 定価:本体4,600円+税
ISBN978-4-8216-0524-8 C3021
本書と弥生土器を扱う類似した刊行物との違いは,この本一冊で弥生土器のライフヒストリー的な研究から系統研究・編年研究,そして研究方法そのものまで,現状と課題が把握できることである。特に編年研究は,沖縄から北海道にいたる日本列島全域の弥生土器及び並行期の土器群を取り上げ,俯瞰できる構成とした。(「はじめに」より)
【執筆者】
安藤広道〔慶應義塾大学文学部〕/石田智子〔鹿児島大学法文学部〕/大坂 拓〔北海道博物館〕/河合 忍〔岡山県古代吉備文化財センター〕/佐藤祐輔〔仙台市縄文の森広場〕/新里貴之〔鹿児島大学埋蔵文化財調査センター〕/永井宏幸〔愛知県埋蔵文化財センター〕/長友朋子〔大阪大谷大学文学部〕/若林邦彦〔同志社大学歴史資料館〕
【目次】
I, 本書の目的と方針・構成(佐藤由紀男)
II, 弥生土器の生産「1野焼き土器生産を探る視点/2弥生土器生産に関するこれまでの研究/3土器製作技術と生産に関する民族学的検討/4弥生土器生産への多角的アプローチ/5弥生土器生産の変遷と地域性/6朝鮮半島土器生産との比較からみた弥生土器生産の特質」(長友朋子)
III, 弥生土器の器種(形)と用途「1検討の対象と前提・方法/2各地の具体例/3まとめ」(佐藤由紀男)
VI, 各地の弥生土器及び並行期土器群の研究「1沖縄・奄美(新里貴之)/2九州(石田智子)/3中国・四国(河合 忍)/4近畿(若林邦彦)/5中部(永井宏幸)/6関東(安藤広道)/7東北(佐藤祐輔)/8北海道(南部・中央部)(大坂 拓)」
V, 広域編年(佐藤由紀男)
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