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環境Eco選書11「クモの科学最前線―進化から環境まで―」《新刊》

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編集:宮下 直(東京大学大学院農学生命科学研究科)
A5判 252頁+カラー口絵4頁 定価:本体3,500円+税
ISBN978-4-8326-0761-3

 最近20年間で、クモに関して1年間に発表される論文の数はおよそ7倍に増えたのだという。近年クモに関する研究は急速に進んでいる。身近にいながら以外に知らないクモ研究の最新事情を環境との接点を中心に紹介する。



【本書の構成】(「はじめに」より)
 この本では,クモの系統,進化,行動,生態,糸の活用などについての幅広い話題を紹介している。第1章では,クモの種数や系統推定にまつわる話題がまとめられている。DNA解析の普及による新展開は,新たな課題も提供している。第2~4章では,クモの行動や生態に関わる適応や進化が紹介されている。クモの代表的な網である円網のデザインと機能の関係,餌の特殊化がもたらす進化的・生態的な意義,さらにクモを餌として利用する生物の多様な生態など,一昔前では想像もつかないようなトピックが満載である。第5~9章は,クモと環境の関係をとりあげている。ここでは,生物多様性の保全や生態系影響評価など,自然と人との関わりを「クモ目線」から捉えている点が特徴である。生態系のタイプごとの括りに加え,クモの親戚であるザトウムシと環境との関係や,福島原発事故の影響についても扱っている。そして本書は,スパイバー社によるクモ糸の実用化についての夢のある挑戦で締めくくられている。クモ糸が製品としてだけでなく環境問題にも貢献できるという主張は,我々にとって誇らしい話である。


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