北隆館

考古調査ハンドブック⑰ 縄文文化 ~入門から展望へ~

縄文時代の総合的な記述を目指した意欲作!
製品情報
ジャンル・特集 考古調査ハンドブック
著者/編集 今村啓爾(帝京大学文学部)
定価 3,300円(本体3,000円+税)
発売日 2017.10.20
判 頁 A5判・並製・237頁
ISBN 978-4-8216-0529-3
概要

本書は、縄文時代とはどのような時代で、どのような要素からなっているのか、全体としてどのような問題が提示され議論されているのかなど、できるだけ容易にまた広く把握できるように構想したものである。・・・大きなシリーズが、多数の執筆者の分担によるために、個別的な記述に陥りがちだったことにも鑑み、総合的な記述をめざした(「まえがき」より)。

目次

《口絵》縄文文化(遺跡・遺構/土器/土偶/石器・石製品)

I.縄文時代とは何か [1]縄文文化の範囲/[2]縄文時代の中の大きな区分/[3]土器出現期(神子柴文化とその直後)の区分についての問題/[4]縄文時代の終わり/[5]年代的範囲/[6]地理的範囲と地域差について/[7]縄文時代の自然環境

II.年代差と地域差 [1]土器出現期/[2]草創期/[3]早期/[4]前期/[5]中期/[6]後期/[7]晩期/[8]弥生・続縄文・南島

III.物質文化 [1]残りやすさの問題/[2]道具/[3]遺構と建造物

IV.生活のかたち [1]定住・季節移動と活動領域/[2]食の多様性/[3]栽培と飼育/[4]各生業の比重とその変化

V.社会のかたち [1]家族,親族/[2]酋長と階層/[3]集落内と集団間の関係/[4]交通・交流・交易・専業生産と地域差/[5]信仰と儀礼

VI.縄文人の知恵 [1]食に関する知恵/[2]縄文人の専門知識/[3]自然との共生と縄文の教訓

VII.世界の中の縄文文化 [1]列島外との交流/[2]縄文人・弥生人・内地日本人・アイヌ人・琉球人の系統的関係/[3]世界の時代区分と縄文時代/[4]森林性新石器時代論/[5]縄文と弥生/[6]人類の自己認識のために

(コラム1:「縄文」か「縄紋」か/コラム2:縄文についての基礎的用語/コラム3:竪穴住居址の発掘/コラム4:縄文人は太平洋を渡ったか)

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